「『やりたい事は何でもやったらええ』と元気と希望を下さった松本先生」 綾 保子 55歳 2003年8月1日 2002年3月10日、朝起きると、手の指が10本ともこわばっており、何か普通でないものを感じました。リウマチについては無知な私でしたが、友人がリウマチで、以前からその症状については聞いていたので、もしやと思い、リウマチ科のある病院で検査を受けました。 3日後、結果を聞きにいくと、「ごく初期のリウマチかもしれない。」という事でした。痛み止めの薬を、1日1錠、3日分渡されましたが、その薬を飲むと、胃がむかつき、私の体には合わない気がして、次の日からは飲むのを止めました。 思い返せば、2000年の頃から、朝起きると、膝の後ろ側が痛くて、すぐには立てない事がしばしばあり、その後も、正座をしていて立とうとすると、すぐには立てない状態が続いていました。しばらくして痛みは治まりましたが、また痛くなる時があり、すっきりとはしませんでした。 次に、2001年5月頃より、右手中指がバネ指になり、整骨院で、テーピングなどの治療を受けるようになりました。またその年の7月には、2週間ほど不整脈が続いた後、急に手足全体に、直径5cm〜6cmほどもある発疹が出て、まるでブトに噛まれたあとの様に腫れました。皮膚科でステロイドが出されましたが、腫れの一部に少し塗ると、しばらくしてすっと腫れがひきました。それを見て、これは怖い薬だと思い、使うのを止めました。 その時、夏であるにもかかわらず、汗がぴたりと止まり、8度くらいの熱が続きました。3週間ほどで腫れと熱が治まりましたが、アレルギーの様な症状が出たのは、これが初めてでした。 その後、ぞうきんを絞ったり、コップなどを持ったりすると、手の親指の外側が、腱鞘炎の様に痛くなってきました。中でも、掃除機をかけるのが一番辛かったです。また、趣味で吹いていたフルートも、指が痛くて吹けなくなってしまいました。 そんな時、夫が、リウマチについて、インターネットで色々と調べてくれる中で、「松本医院」を見つけ出してくれたのです。それもお隣の市の駅前で、家から40分もあれば行ける所でした。以前から、夫も漢方を飲んでおり、何の抵抗も無く、「行って見よう。」と思いました。リウマチの疑いがあると言われてから、1週間後のことでした。 漢方のニオイのする医院に入ると、受付にも活気があり、診察室からは、先生の大きな声が聞こえてきました。診察室に入り、検査の用紙を見ていただくと、「バリバリのリウマチや。私が必ず治してあげますから、心配いりませんよ。」とおっしゃって、握手をして下さいました。 その頃、着物の着付け教室が開きたくて、指の痛みをおして練習をしていたのですが、それももう出来なくなるのかと思い、先生にお伺いすると、「やりたい事は、何でもやったらええ。そのかわり、後で必ず、お灸をしておきなさい。」と言われ、目の前がパァッと明るくなり、気持ちがとても楽になりました。 それからは、日に3回の煎じ薬と、お灸、お風呂、そして鍼治療を続けました。いつもあまり水分を取らない私は、2番煎じまでなかなか飲めず、お風呂も少し長く入ると気持ちが悪くなるので、その事を先生に話すと、「それでもええ。」と言って下さいました。それで焦らずに、少しずつ煎じ薬の量を増やし、お風呂の入り方も工夫して、時間を延ばしていきました。 治療を始めて2週間くらいで、手首の痛みが和らぎ、最初3月、 血沈 25 ZTT 14 IgG 2160(正常値 1700) から始まって、3ヵ月後の6月は、 血沈 27 ZTT 13 IgG 1869 と、一時、血沈が上がりましたが、7月には、 血沈 13 ZTT 14.5 IgG 1909 と、血沈が下がり、現在も、ZTTとIgGは、まだ正常値にはなっていませんが、悪くはなっていません。 治療4ヵ月後の7月頃から、お灸の跡が痒くなり出し、アトピーに変わってきたのかと、嬉しくなりました。その痒みも次第に取れ、お灸をする回数も減ってきました。朝、目覚めた時の手のこわばりも、ほとんど無くなり、今では、特に痛いところが無いので、お灸はしていません。けれども煎じ薬は、毎日欠かさず飲んでいます。 リウマチになって先生に出会い、もう一つ、いい事がありました。それは、30年来、冬場11月頃から翌年の3月頃まで、ほとんど風邪ばかりひいており、一度寝こむと2週間はかかり、冬中その繰り返しばかりしてきました。ところが、先生から風邪の煎じ薬を頂いてからは、風邪はひくのですが寝込むまでには至らず、今年初めて1日寝ただけで済み、何日も何ヶ月も得をした気分でした。 でも、松本医院までは近かったのですが、冬中ほとんど先生の所にはお伺いできず、行けない時にはお薬を送って頂き、鍼も近くの整骨院でしてもらう状態でしたが、ともかく無事、冬を越す事が出来たのは、私にとって、とても嬉しい事でした。 いつも元気を下さる松本先生、さりげなくアドバイスをして下さる看護師さん、「リウマチは、美男美女がなるのよ。」と励まして下さった鍼灸師の織田先生、そして色々とお世話をかけている職員の皆様、本当に有難うございました。まだもうしばらくお世話になりますが、よろしくお願い致します。 そして今、リウマチやアトピーで悩んでおられる皆さん、迷わず、松本先生を訪ねて下さいね。私もお陰さまで、無事、着付け教室も開き、趣味のフルートも再び吹ける様になりました。本当に感謝しております。 最後に、インターネットで松本先生を見つけてくれ、さりげなく家事を手伝ってくれた夫にも、感謝します。 |